- Webライティングって今ひとつピンとこないんだけど
- どんな感じで記事を書いていけばうまく書けるの?
- てっとり早くWebライターとしてレベルアップしたい
この記事で解説するWebライティングの基本を真似するだけで、あなたの文章がグッと魅力的に変わります。
もし文章で稼げるようなりたいのなら身につけておくべき必須スキルですね。とても基本的なことなのですが、ブロガーやWebライターとして稼いでる人なら必ず身につけています。
最後まで読むことでゼロから文章を書く正しい手順が理解でき、読者やクライアントにも評価される記事を書けるようになります。
そもそもWebライティングとは?

WebライティングとはスマホやPCで読むことを考えられた文章。
Google検索から記事にたどり着いた読者の「悩みや疑問」を解決するためのライティング術です。
- わかりやすい表現で書く
- 答えをすぐに提示する
- 流し読み対策をする
すべて無料で読めるからこそ、読者は「自分にとって必要な部分」しか興味を示しません。というかほぼ読まれないと考えて文章を考える必要があります。
わかりやすい表現で書く
Webライティングでは、小学生でも理解できるような簡単でわかりやすい文章を書きます。
- 難しくて読めない漢字は使わない
- 漢字やカタカナのバランスを考える
- 飾らないストレートな表現でOK
文章を楽しんでもらうのではなく、読んでいてストレスを感じないよう工夫が必要です。
専門用語を使う場合でも、なるべく噛み砕いた言葉で伝えなくてはいけません。

答えをすぐに提示する
まず結論から書いてください。各見出しごとに結論→理由の順番で文章を組み立てていけばOKです。
読者は結果よりも「なぜその結果にたどり着いたのか」に興味があるので、結果を知ったから終了ってことにはならないです。
例えば「Macにおすすめの充電器」をあなたが探していたとしたら、とりあえず商品名を知りたくないですか?
✕「以前は別の充電器を使っていたのですが、いくつか使っていくうちに今の充電器にたどり着きました。他にも比較したんですけど、、、」
※タップで切り替えて見てみてください!
どちらも文字数はほぼ変わらないのに伝わる情報量が全然違いますよね。

ということでWebでは結論→理由が基本です。
流し読み対策をする
改行や装飾などを積極的に使って見やすさにも工夫していきましょう。
読者はスマホでスクロールしながらポイントだけ読むことが多く、すべてを細かく読んでいるわけではありません。
- 文字のカタマリを作らない
- 箇条書きをうまく使う
- 重要な部分には色文字
とくに読んでほしい部分には、自然と目にとまるような変化をつけると効果的。

ひとつの文の長さは50文字程度にしておくと読みやすいです。
Webライティング:準備編

いきなり本文を書いてはいけません。まずは以下の順番で「どんな記事を書くのか」を決めていきます。
- キーワードから想定読者を考える
- わかりやすいタイトルを考える
- 記事に必要なパーツを組み立てる
なんとなく書きたい記事のイメージがあるとしても「これは本当に読者が知りたい内容なのか?」と見直してください。

料理で例えるなら、作る料理を決めて具材を揃えておく段階。
①キーワード・想定読者を決める
ここでは「Mac おすすめ 充電器」というキーワードを例に考えていきます。ちょっとわかりやすい感じになってしまいそうですが進めましょう。
どんな記事でも「検索キーワード」がすべての起点になるので、最初に決めるのはキーワードです。
キーワードさえ決まれば、あとはどんな悩みを解決したい読者なのかを考えていきます。ペルソナ(想定読者)というやつですね。
読者のレベルを予想する
「Mac おすすめ 充電器」というキーワードならまぁ充電器探してるんでしょうね。笑
とはいえアップル公式サイトでも売ってますし、Macに慣れている人なら調べることはないはず。つまり「知識が浅いMac初心者」の可能性が高いです。
そしたらなんかいい感じの充電器を探しているのかもしれないし、最新のモデルが知りたいのかもしれません。

検索上位=求められている答えなので「Mac おすすめ 充電器」で検索してみましょう。
②わかりやすいタイトルを考える
30文字程度で記事の内容がわかるように作っていきます。「Mac おすすめ 充電器」は必ずタイトルに含ませてください。
- キーワードは左詰めする
- 他の人と被らないように
- 記事の内容がわかるように
Macの充電器を探している読者が思わずクリックしたくなるようなタイトルが望ましいですね。

ぶっちゃけ難しいですよね。慣れるまでとにかく数をこなすしかありません。
記事タイトルの具体例
Macにおすすめの充電器を選んでみました!便利なやつはこれ!
なんかいまいちですよね。もう少し具体的に。
【2021年版】MacBook ProにおすすめのUSB-C充電器5選
なんかいい感じだけどよくあるパターン。人とかぶるかもしれません。
【最強】MacBook Proにおすすめの充電器5選!アップル信者向け
ありきたりなタイトルに「最強」と「アップル信者」という言葉をプラスするだけで差別化できているはず。

こんな感じです。しかしこの時点で正解はありません。クリック率が上がれば正解です。
③記事に必要なパーツを組み立てる
ここでようやく記事全体の流れを決める「構成」を考えていきます。
タイトルは「【最強】MacBook Proにおすすめの充電器5選!アップル信者向け」で一旦OK。構成ができてから変更することもあります。
今回のキーワードは「Mac おすすめ 充電器」なので記事構成はほぼ決まっています。
比較・ランキング記事ですね。「おすすめ」なので、基本的に複数の提案が求められます。ヒントはすべて上位記事にありますよ。
記事構成の例
見出しの構造は「h2〜h4」を使えばOKです。今回は以下のような感じになりました。
h1:【最強】MacBook Proにおすすめの充電器5選!アップル信者向け
h2:Macにおすすめの充電器の選び方
例;選び方のポイントは3つあります。
h3:選び方①
説明
h3:選び方②
説明
h3:選び方③
説明
h2:MacBook Proにおすすめの充電器5選!
例:厳選した5つの充電器を紹介していきます。
h3:1位の充電器
説明
h3:2位の充電器
説明
h3:3位の充電器
説明
h3:4位の充電器
説明
h3:5位の充電器
説明
h2:まとめ
余談ですが、ランキング記事って実はThe流し読みされる記事なんですよね。
とりあえず3位くらいまで調べてあとは個別に「商品名」で調べる。あなたもそんな感じで調べたりしませんか?
最終的にはランキング記事+個別記事が理想です。ここではスルーします。さっそく執筆していきましょう。
Webライティング:執筆編

記事のパーツが揃い骨組みができたので、あとは文章を書いていくだけですね。
- リード文
- 本文
- まとめ
とくに重要なのがリード文。しっかり解説するとひとつの記事ができるくらい大事。ここではサクッとポイントだけ伝えます。
リード文:記事に引き込む
記事が読まれるかどうか決まる場所なので、とくに気合い入れて書くべきです。
目安としては300文字以内で、以下のような内容を書いてください。
- 記事を読めば解決できること
- 筆者の権威性とか経験
- 読者の悩みに対する共感
とくに「権威性」は効果的なので積極的に書いていきましょう。もちろん嘘はNGです。
読者はたくさんの記事の中から「読む価値のあるもの」を探しています。悲しいですけどね。笑

記事が読まれるかはリード文の仕上がり次第です。
権威性をうまく使おう
権威性があるかないかで、記事に対する信頼度が変わってきます。
「Mac おすすめ 充電器」ならmacに詳しい人、もしくは実際に何個も使ったことがある人だと信頼できますよね。
- 〇〇を何年経験した~
- 〇〇を毎日使っている筆者が~
- 前は〇〇だったけど今では~
上記のような感じです。専門家やマニア的なポジションが強いです。
その分野に詳しくないなら商品レビュー。その分野に詳しければ経験である程度カバーできます。
本文:見出しに対しての答え
本文=見出しに対する答えです。必ずこのルールを守ってください。
また、見出しの書き出しにはまず結論を記載するのが基本。結論→理由 or 説明の順でOKです。
「Macにおすすめの充電器の選び方」を解説するには以下のような感じをイメージしてください。h3の部分ですね。
- 〇選び方①→ワット数で選べばOKです。
- ✕選び方①→Windowsは〇〇ですが〜
- ✕選び方①→初心者にありがちなのが〜
読者にとって不要な情報はいりません。例え話でわかりやすく表現するのはいいのですが、話が脱線するくらいなら思い切って削りましょう。
結論と理由をセット書く
結論と理由は必ずセットで用意してください。どちらか1つでも欠けていたらダメ。
- ✕充電器Aがおすすめ!←なんで?
- ✕ワット数で選ぼう!←どれを選べばいいの?
以下のような感じで読者に疑問を与えないよう答えるようなイメージです。
充電器Aをおすすめする理由は、ワット数が90Wと高出力で、Macを充電するには十分すぎるスペックだからです。また、差込口が2つあるため、MacとiPhoneを同時充電も余裕で可能。

なるべくスッと読めるように工夫して文章を組み立ていきましょう。
まとめ:読者に次の行動を促す
記事の要点をまとめた部分。リード文となんとなく似た構造になりますね。
まとめ部分を見ただけでも記事の重要な部分がわかるようしておくのが理想的です。
とくに重要なのが、読者に行動を促すこと。
具体的には何を書く?
「Macにおすすめの充電器」の記事なら以下のような感じにしておけばOKです。
- ランキングをもう一度見てもらう
- 似たようなジャンルの記事へ誘導
- まとめ部分がなくても成立する
商品を紹介するのが目的なので、今回の構成では「まとめ」は必須じゃありません。

例えば「>> もう1回ランキングをもう見る」みたいな感じリンクを貼ればOKです。
Webライターがチェックすべきライティングの注意点

文章を完成させるには準備+チェックが必須です。

他の記事のコピーは禁止
記事のコピペはバレます。何より信頼を失うので辞めましょう。
コピペ→カスタマイズもバレます。上位表示されている記事の文章は編集者もチェック済みですしね。
上位記事を参考にするのは内容を理解するためです。コピーは絶対ダメ。
ただ、意識しなくても内容が似てしまうこともあります。その場合はキーワード絞って調べて理解を深めるなど、視点を変えて執筆するクセをつけましょう。
どんな目的の記事か理解する
なんのために書いている記事かを理解してください。
- どんな悩みを持った人?
- 読者の知識レベルは?
- ターゲットの年齢層は?
- 最終的には商品を売る?
- 次はどの記事につなげる?
Webライターの案件ではいきなり構成を渡されるため、まずは何を求められているかを知る必要があります。
クライアントによっては細かく指示があるのですが、ない場合は自分で調べて理解を深めましょう。
必ず音読してチェックする
書き上げた文章をチェックするときは必ず「声に出して」読み上げてください。
誤字脱字だけではなく、文章の繋がりがおかしい部分も発見できますよ。
声を出すことによってチェック抜けも減りました。読み上げに時間がかかるものの、結果的に効率が上がるのでおすすめです。
Wordアプリの読み上げ機能もたまに使っています。読み上げに少し違和感がありますが、なかなかおすすめです。

記事作成マニュアルをしっかり読む
細かい部分の指定がクライアントによってバラバラなので、必ずライティングマニュアルをチェックしておきましょう。
例えば数字が「半角」だけど記号は「全角」など、微妙に違うことがけっこうあります。
指摘されたら修正すればいいのですが、編集者からすると「こいつちゃんと読んでないな、、、」と評価が下がります。
記事を書く前と書き終わってからの2回、必ず読んでください。
文字数を無理やり稼ごうとしない
慣れない分野の執筆でありがちな「やべぇ文字数足りねぇ案件」。それでも無駄な文章は編集でゴリゴリ削られます。
- 執筆する分野に対する理解を深める
- 「しかし」などの接続詞を適度に使う
- 文章の順番をうまく組み立てる
ここに関しては経験を積むしかないので、お手本となるライターの文章や本を真似ることから始めてみてください。
慣れてきたら、書く→削るのような流れになり余裕がでてきますよ。
まとめ:文章は各パーツを組み立てて完成させよう!

Webライティングは読者の悩みに合わせた「記事構成」を作り、構成に沿って順番に伝えていくライティング術です。
- キーワード選定
- 構成を作る
- 文章を書く
あらかじめパーツを作っておいて組み立てていくイメージですね。
慣れてくると、文章を書く前の準備に時間をかけるようになってくるはずです。ひたすら量をこなすのも大切ですが、正しい方法を覚えないとなかなか評価されるような文章は書けません。
ゼロから記事を作るスキルは必須なので必ず覚えておきましょう。

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